最近女性たちの間で人気が高くなってきているものに、
高濃度ビタミンCの点滴治療があります。
高濃度ビタミンCの点滴治療はどんな方法なのか
というと、成分濃度の高いビタミンCを血管の静脈に
注入して、血液内のビタミンCの数を増やしていきます。
健康と美容で高い効能を持っており、
その点が人気の理由となっています。
高濃度ビタミンCの点滴治療の特徴として、
体の酸化を防ぐ抗酸化作用を持っています。
体内に活性酸素という成分が多くなると
酸化が起こり、ビタミンCは余分な活性酸素を除去する効果があります。
体の酸化はがん、高血圧、糖尿病、脳梗塞といった病気にかかりやすく
なり、健康への被害はとても大きいです。
抗酸化作用のあるビタミンCを大量に摂ることができる
高濃度ビタミンCの点滴治療は、長く健康な体を
維持できるものでもあります。
抗酸化作用はアンチエイジングの効果も高いので、
肌にハリやツヤが出て白髪になることを
予防することが可能です。
体のために良い高濃度ビタミンCの点滴治療ですが、
やり過ぎると逆に体に悪いので、注意が必要となります。
効果を継続するには半月に1回の割合で、
施術を受けるようにしましょう。
高濃度のビタミンCは摂る量が多いと肝臓の負担が
大きいので、普通の人なら問題がないのですが、
肝臓の働きが低下している人は危険です。
肝臓が悪い人や人工透析をしている人は、
高濃度ビタミンCの点滴治療は
医師に相談することをおすすめします。
どんな効果がある?ビタミンCの特徴と作用
ビタミンCとは、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。
人の体内には合成に必要な酵素が無くビタミンCを合成できないため、
食事から摂取する必要があります。
ビタミンCが不足すると、コラーゲンの合成がされずに細胞が
バラバラになり、肌荒れや歯ぐきの出血、けがの治りの遅れなどの
原因になります。
また壊血病、皮下出血、骨形成不全、貧血になるおそれもあります。
ビタミンCの科学名は、アスコルビン酸で生体内では通常還元型の
L-アスコルビン酸の形で存在しています。
ビタミンCは、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンという
たんぱく質をつくるのに必要不可欠であり、皮膚や粘膜の
健康維持に役立ちます。
また病気やストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良く
したりします。
ビタミンCは体内にある白血球の機能を強化し、免疫を高める
働きも備えています。
更に抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から身体を守る働きをし、
動脈硬化や心疾患を予防する事もできます。
またビタミンCを摂取する1日の推奨量は100mgです。
ビタミンCを多く含む食品は果物(かんきつ系やいちご)、
ほうれん草やピーマンなどの野菜、芋などです。
以上のことから、自身の健康のためにもビタミンCを積極的に
摂取する事は非常に大切なことです。