ビタミンCは天然の抗がん剤として知られ、がん治療にも
使われています。ビタミンCには正常な細胞を痛めないと
いう性質があり、副作用はほとんどありません。
過剰に摂取しても尿として排出されます。
食事やサプリメントでもビタミンCは摂取できますが、
ビタミン剤やビタミン点滴を使う方がはるかに
効果的です。
というのも、食事やサプリメントで経口摂取しても
吸収できるビタミンCには限界があります。
ビタミンCの血中濃度を上げるには注射や点滴の方が
効果的なのです。
高濃度ビタミンC点滴には副作用はほとんどありません。
病院やクリニックで行っています。
ビタミンCには強力な抗酸化作用があり、活性酸素を
無害化し酸化を防ぎます。
そのため老化防止に役立ちます。
またコラーゲン合成に不可欠な栄養素です。
コラーゲンは皮膚の乾燥やしわ、たるみを防ぎます。
さらに、メラニン色素の生成を抑制し、シミを予防します。
美白を目指すのであれば、必須の栄養素です。
美容効果だけでなく、アトピーの改善、免疫力の向上、
更年期症状の改善などの健康効果もあります。
ビタミンCはタバコや糖質の多い食事を摂ると効果が
薄くなります。
効果を高めるために、これらの摂取を控えた方が
良いでしょう。
高濃度ビタミンC点滴は健康保険が適用できずに
自費診療になります。ビタミンC注射より高濃度
ビタミンC点滴の方が費用が若干割高です。
高濃度ビタミンC点滴は薬剤の品質に注意する
必要があります。ナトリウムの含有量が少なく、
防腐剤無添加のものが安全です。
美容を目的とした場合の、回数の目安は月に
1~4回程度と言われています。
薬が毒になることも!用法・用量を守ることの重要性
薬は病気を治すために大変便利な働きをしてくれるものです。
しかし、用法・用量を守らないと病気が治らないばかりか、
時にそれは毒になることもあるため使用方法には十分注意が
必要になります。
まず薬の投与量がある地点を超えると、用量に比例して作用が
強く出現することが分かっています。
その地点までは量を増やしていっても作用が変わらないのに
対し、危険域に達すると有害作用が出てきます。
薬は病気治療に対する効果を発揮する反面、毒性もある
ことも忘れてはいけません。臓器や組織といった体の一部に
発現する可能性は量によっては十分に有り得ます。
また薬を飲んでからいつどれくらい代謝物が存在しているかの
目安として、血中の濃度を用いることがあります。
薬や投与した量によって最高血中濃度に達する時間は違い、
その後濃度が減少していくことが通常です。
薬の用法・用量を守ることによって、作用や毒性が強く
出過ぎてしまう事態を防ぎ、血中濃度のコントロールも可能です。
薬を貰う時には諸々の注意事項が書いてありますが、
それらを忠実に守ることが自分の体を守ることに繋がっていきます。
特に子供やお年寄りは体の機能が万全ではないので、
注意深く用いることが大切になります。